Leinのゲーム ‐備忘録‐

いろんなゲームのこと、たまに普通の日記などを書いています。

【The Witcher 3: Wild Hunt】プレイ日記 61【Blood and Wine】

 

「ウィッチャー3 DLC2 血塗られた美酒」のプレイ日記の続きです。

 

メインクエストを進めていきます。

コルヴォ・ビアンコの近くに行くと、戦闘音が聞こえるので敷地に入ってみると

衛兵の死体があちこちに・・・。

ウィッチャーの感覚で死体を調べると

「喉が食い破られていて、噛み跡は人間に似ているが長い牙がある」こと、「肋骨が粉砕していて、強烈な打撃を食らっている」ことから、やったのは吸血鬼のブルクサであることが分かります。

ブルクサの怪物図鑑を読んでみると爆薬の<月の粉>と霊薬の<黒い血>と吸血鬼のオイルが有効だと書いてあるので、<月の粉>とオイルをセットしておきます。

ブルクサの足跡を辿り、貯蔵庫の奥で机の上にある運ばれた河の死体の前で何かをしているブルクサを発見。

その姿を見てゲラルトさんは「お前・・・宿屋にいたな」と言い、続けて「お前の正体は分かっている。だが、なぜ彼らを殺したのかが分からない。血を吸うためではないな。戦う必要はない」と言いますが、ブルクサは「それは違う」「生きて帰しはしない」と言って戦闘になります。

 

<黒い血>を飲んで、<月の粉>を投げて挑みますが、ブルクサの動きが速い!

<印>ビルドにしていたのが救いで、攻撃を避けながら<イグニ>を当てるだけでなんとか倒せました。

プレイ日記の最初で書いた通り、私はDLC2は途中で投げていた身なので、最初の所も大体がうろ覚えです。敵が強い!

 

このブルクサがその死体の前で何をしていたのかを調べます。

死体の頭を調べてみると、喉に「小銭が詰まった袋」があって、小銭の詳細は「ニルフガードのフロレンスで様々な属州のもの」。

「彼を殺した奴の仕業だとすれば、怪物は感情と知性を持っていることになる」とゲラルトさん。

胸を調べてみると、「死後に切り刻まれており、骨をも切られている」、「ウィッチャーの剣と同じくらい鋭く、長い爪を持っている」のが分かり「ブルクサの仕業ではない」らしい。

死体の横の切られた手を調べてみると、「3本目に値する為、死体のものではない」「まだ暖かく、血も流れており、生きている」とのこと。

ゲラルトさんは「身体の一部が再生する怪物は珍しくない。だが、分離した身体の再生など聞いたことがない。ましてや、これだけ時間が経った後で、まだ生きているとは」と呟き、「後で詳しく組織を調べてみよう」と手を持ち帰ります。

 

間違いなく「怪物」の仕業であることが分かったものの、ブルクサではない。

そしてブルクサはこの手を求めて、この死体に近づくために衛兵を殺したにすぎない。

ここで得られた情報はこれのみで

なぜこの手を取りに来たのか、誰の手なのか、手はなぜ温かいのか、喉の小銭入れの意味は何か、なぜ死体をバラバラにしたのか・・・は分からず、他の犠牲者の情報も必要なため、パルメリンに言って公爵に会わせてもらうことにします。

パルメリンに言われた通りトーナメント会場に来ました。

彼と話す前に周辺を少し見て回って

鍛冶屋さん、鎧職人さん

床屋さん、宿屋の主人さんと、グウェント勝負をしました。

とりあえず、お店の人に話しかけてグウェントができそうなら片っ端からやるスタイル!

子供達にゴリアテ退治の時の話を聞かせていたパルメリン。

「その時、巨人が恐ろしい声をあげた。鳥たちが気を失って木から落ちてくるほどの咆哮だ!」

小さい村とかで、おじいさんが子供達に話を聞かせてる所をちょこちょこ見てたけど、みんな語り上手いのよな。

大袈裟に且つ少し話を盛って語ることによって子供の心を見事に掴んでいらっしゃる。

こういう人は根が優しくて誰からも好かれてる印象がある。

 

話が終わるのを待ってから彼に話しかけます。

 

ゲラルト

「公爵と話がしたい。それも今すぐに」

パルメリン

「さあ、お前たち。お話は終わりだ。親のところへ戻れ」

 

子供

「でもパルメリン様!リディックとドラゴンのお話は?」

 

パルメリン

「また今度話してやろう。それより、目の前にいるこの男をよく見てごらん。彼はリヴィアのゲラルトといって、最強のウィッチャーだ。巨人ゴリアテ退治を手伝った勇敢なウィッチャーその人だぞ」

子供

「ウィッチャーさん、美徳を持つ人が必ず悪に勝つって本当?」

 

選択肢

「ああ。美徳を持つ者が必ず勝つ」

「いや。強い者が勝つだけだ」

「必ずではないが、美徳を持つのはいいことだ」◀選択

 

ゲラルト

「必ず勝つわけじゃない。負けることもあるし、美徳が勝つことも、悪が勝つこともある」

「それでも善き人でいるんだ」

 

子供

「でも、どうして?必ず勝てるわけじゃないのに」

 

ゲラルト

「パルメリンの話を思い出してごらん。気高い人の周りにはいい仲間が集まって、頼れる友人ができるんだ。悪人はどうだ?頼れるのは他の悪人しかいない」

「君が仲間にしたいのはどっちだ?」

ゲラルトさんも良いこと言いますね~!

 

子供

「気高い人がいい」

 

パルメリン

「そのとおりだな」

「さあ、よく分かっただろ。父上と母上のところへ戻れ」

「聡明なる公爵閣下は、闘技場での試合をご覧になるためにトーナメント会場にお着きになっている頃だ。急いで行けば、試合が始まる前にお目にかかれるはずだ」

 

案内してもらいます。

会場内へ向かう途中でシェルマールの尻尾に鈴をつけている作業を見て、ゲラルトさんは「誰かがシェルマールと戦うのか?尻尾の鈴で動きが鈍くなるだろうが・・・」と言うと「何か問題でも?あいつは皇帝陛下からの送りものだぞ」とパルメリン。

 

選択肢

「何もかもが危険すぎる」◀選択

「怪物をいじめることが名誉だというのか」

「何をしようとかまわん」

 

ゲラルト

「危険すぎる。尻尾に鈴をつけるだけでは気休め程度だ」

パルメリン

「ノインロイツの闘技場で同じような試合を見たぞ。騎士が尻尾に鈴をつけたシェルマールを倒していた」

 

ゲラルト

「騎士の運が良かったか、シェルマールが五体不満足だったのかもな。本来太刀打ちできるのはウィッチャーだけだ。それもウィッチャーなら誰でもというわけじゃない」

「そもそも、あんな危険な怪物を大勢の観客のすぐそばで放すだと?あまりに無責任だ」

 

誰が戦うのか聞いてみると、ゴリアテ退治の時に出会ったギョームだそうで。

「愛には大きな犠牲がつきものなんだ」とパルメリンが言いますが、ギョーム自体や観客が「大きな犠牲」にならないといいのだけど・・・('ω')

ギョームが入場し

「必ずこの手で勝利をもたらし、我が麗しのヴィヴィアン嬢に捧げよう!」と片膝をついて

皇族席のヴィヴィアンさんに誓いを立てます。

 

シェルマールが放たれ、試合が始まります。

その試合を観ているゲラルトさんは「どうも嫌な予感がするな」と不安がとれない様子。

 

ギョームに鈴をぶつけようとシェルマールが尻尾を振ったのを、盾で防ぐギョーム。

ただ、その反動で鈴が1つ飛んでいきます。

それに気づいたシェルマールは、自ら壁に転がり突っ込んで行きます。

シェルマールが壁に激突して倒れると観客は大喜び。盛り上がり、ギョームも嬉しそうに観客に応えているのですが・・・

起き上がったシェルマールの尻尾からは、鈴が全て取れていました。

怪物の方が一枚上手か・・・。

 

身軽になったシェルマールは、未だに観客に応えている無防備なギョーム目掛けて転がります。

ギョームはその攻撃をもろに食らい、少し宙を舞って地面に落とされます。

一歩間違えれば首の骨を折っていたかもしれない・・・。

 

観客は騒然とし、張り詰めた空気が漂う中、率先してゲラルトさんは「彼を助けないと」と観客席から飛び降り、それに続くパルメリン。

パルメリンと共にシェルマールを倒します。

壁にぶつかって倒れている所を斬る、の戦法が正しいのでしょうが、私はひたすら<クエン>と<イグニ>をしていました(イグニ厨)

戦っている最中の実況が面白い。

 

ル・パピヨン

「ああ!哀れな若き騎士よ!怪物がその腹を震わせ・・・」

「唸り声をあげて彼を大地に叩きつけてしまった!」

「そこへ乱入したのはウィッチャーだ!力強い意志の力で怪物に戦いを挑み、その勝利を阻む!」

「この怪物の運命は神の手に委ねられた!あらゆる不運をはねのけ、ウィッチャーの勝利が近づきつつある!」

「希望は花火のように燃え尽きた!ウィッチャーの命の火は消え、我々の希望も灰になろう」

「海は涸れ、森は枯れ果てた!我々にはもはや、何の望みも残されていないのか!」

「ウィッチャーは時が満ちるのを待った。そして時が来て、彼は舞った・・・華麗な剣舞で怪物を切り刻んだ!」

「愛が燃え上がった次の朝に姿を消す色男のように、ウィッチャーは激しくシェルマールを求め、その心臓をえぐる!」

「ウィッチャーが身をかわし、飛びかかり、走り、惑わす!彼の刃が腹に突き立てられる!シェルマールの叫びが響き渡り、吹き出す血が粘液に変わる!」

 

途中勝手に殺そうとしないでください!w(死にかけたけども)

 

シェルマールとの戦いが終わると、ムービーが始まります。

シェルマールは生きていますが瀕死で横たわっている状態です。

「究極のウィッチャー、リヴィアのゲラルトに倒され、シェルマールの巨体が転がった!見よ、今、怪物の命の灯が消えようとしている!」と実況が入り

皇族席から「ゲラルト、とどめを刺して!終わらせるのです!」と言われます。

 

時間制限有りの選択肢

[シェルマールを殺す]◀選択

[シェルマールを殺さない]

殺すか殺さないか悩みましたが、名誉の為に闘技場で獣やモンスターを狩る、というのはよくある話だと思ったのと、さすがに催し物の中で殺さないのはお客さんにも良い印象を与えないでしょうから殺すを選択しました。

 

ゲラルトさんは「もう楽にしてやろう」と言いながら、シェルマールにとどめを刺します。

「怪物は死んだ!戦いは終わりだ!勝利を掴んだ男たちを称えよう!」と恐らく司会進行役の人が実況を終え、ラッパを吹きます。

ギョームは無事生きていて、パルメリンに肩を預けないと立っていられない状態ながらも無傷と強がりヴィヴィアンさんの心配をしていました。

そしてヴィヴィアンさんについて大事な話があることを途切れ途切れでもゲラルトさんに伝えようとするも、「後で話せる。救護テントでな」とパルメリンに止められます。

そこへやって来た女性に「ゲラルト!素晴らしい!見事でした!」と言われ、それに「閣下・・・」と答えるゲラルトさん。

この方がアンナ・ヘンリエッタ(アナリエッタ)さん!

 

アンナ

「やはりあなたを招いて正解でした!このような名案に思い当って夢のように喜ばしいわ」

 

ゲラルト

「恐悦至極に・・・存じます・・・」

 

アンナ

「さあ、早く若き英雄を助けるのです!私はゲラルトと話をしに行かないと」

「あなたの到着をずっと待っていて、ほとんど諦めていたところに・・・あの華麗な登場ですもの!本当に驚きました!」

 

依頼の件について話す前に、シェルマールのことについて話します。

 

ゲラルト

「閣下、シェルマールは危険な生き物です。たとえ全身を鎧で固めた騎士でも勝ち目はない」

 

アンナ

「何を言うのです。トゥサンでは、ずっと騎士たちが名誉のためだけに怪物と戦ってきました。確かにギョームは痛手を負いましたが、代わりに永遠の栄光を手に入れたのですよ。怪物を打ち倒したのですから」

 

ゲラルト

「ほう。では観客は?シェルマールが観客席に乱入したらどうします。大勢の死者が出ますよ」

 

アンナ

「ゲラルト、闘技場で怪物を止めてくれたことは感謝します。でも忘れないで。先程の働きに私が正式に報いるのはまだ先のことです。これから話すもう1つの使命を見事に果たせば、惜しみのない見返りを用意しましょう」

 

では本題に入り、依頼について聞こうとすると場所を変えるらしく、捜査を担当していたダミエンという人の所に行きます。

その道中アナリエッタさんから質問されます。

 

アンナ

「ここへは1人で来たのですか?それともジュリアン子爵と?」

 

ゲラルト

「閣下、ダンディリオンをお探しで?」

(「ジュリアン・アルフレッド・パンクラッツ」がダンディリオンの本名)

アンナ

「ええ!いえ、違います!ああもう。探していますよ。ただし、彼への死刑判決は正しかったのに、後になって取り消したことを深く後悔していると伝えるためです」

「もし時間が戻せたら、彼は今頃塔の牢獄で朽ち果てて・・・いいえ、車裂きして、溺れさせて、八つ裂きにしていたところです!」

ダンディリオン・・・一国の公爵様にも手を出した挙句浮気したのか・・・。

本当に、本当に良く生きてるな('ω')

ステータスはLuckに振り切ってあるタイプだな、うん。

ダミエンさんに会い、「その刑の執行を全て任せることができる、ダミエン・デ・ラ・トゥール。私の護衛隊長です」とアナリエッタさんが紹介してくれるので、軽く挨拶をします。

 

最初にコルヴォ・ビアンコで起こったことを報告します。

 

ゲラルト

「残念な報せがある。河岸で見つかった犠牲者を運んでいた衛兵たちが・・・」

 

ダミエン

「そのことは聞いている。コルヴォ・ビアンコの地下室に現れた敵が、例の「怪物」なのか?」

 

ゲラルト

「いや、吸血鬼の一種、ブルクサだった。例の「怪物」ではないが、何か関係はありそうだ」

 

ダミエン

「なぜ分かるのだ?」

 

ゲラルト

「河岸とコルヴォ・ビアンコの両方で証拠を集めて、緻密(ちみつ)な分析をした結果だ」

ダミエン

「これまでの我々の捜査がずさんだったとでも言いたいのか?」

 

アンナ

「そのようなこと、ゲラルトは言っていませんよ。彼の話をきちんと聞きなさい」

ゲラルト

「例の「怪物」が最後に襲った犠牲者の死体から手がかりを得た。それを詳しく調べてみたい。今必要なのは静かな場所だ。錬金術師か魔術師の助けがあればなおいい」

「それから、これまでの犠牲者について教えてほしい。デ・ラ・トゥール殿に聞けばいいんだな?」

ダミエン

「まず、ダミエンと呼んでくれ。次に、これだけは言っておく。俺はお前の召喚には反対だった」

「お前は行く先々で災難を巻き起こしているらしいな。我が国はもう十分すぎるほど問題を抱えている。それでも、よそ者の力を借りず自力で「怪物」を倒す力ぐらいはある」

 

アンナ

「ダミエン、ウィッチャーへの依頼はずいぶん前に合意したはずですよ。でも、ちょうどいい。ゲラルトへの報酬のことを話しておきましょう」

「あの伝説は本当なの?ウィッチャーは「家にあるけど、依頼者がまだ知らないもの」を要求するという伝説は」

 

選択肢

「はい」

「いいえ」

「場合によります」◀選択

 

ゲラルト

「少し違います、閣下。<偶然の原則>・・・稀にそのような要求もしますが、通常は金銭で結構です」

(<偶然の原則>については当プレイ日記の本編の最初に紹介していたこちらのサイト様をお読みください)

アンナ

「それは残念。原則というからには神聖な掟なのかと・・・ですが、宮殿で出会う未知のものなんて、待たされて不機嫌そうな請願者か、新しいドレスの生地見本ぐらいのものでしょう。どちらにせよあなたには不向きですね」

「私が偶然出会うものなんて、あなたには価値がないでしょう」

「それでは、あなたへの報酬はコルヴォ・ビアンコのブドウ農園と、金銭としましょう。まさか、それでは不足とは言わないでしょうね」

「ブドウ園の所有権は今すぐあなたに移ります。依頼の間、寝泊りする場所が必要でしょうからね。ただし、お金は「怪物」を倒した後に支払います」

 

※ブドウ農園について

この時代のブドウ農園は基本的に貴族が所有するもので、例外として国に貢献したその国の退役騎士等が所有することもあります。

簡単によその国の人が所有できるものではありません。

(この国に熟練のモンスタースレイヤーを住まわせることによって、いつ何が起こっても安心、というアナリエッタさんの思惑がありそうです(;´∀`))

ゲラルト

「恐縮です、閣下。しかし、その、コルヴォ・ビアンコは・・・臨時の死体安置所になっているのでは?」

 

アンナ

「本当ですか?どうやら臣下がまたヘマをしたようですね!ちょっと目を離したらすぐこれなんだから!」

「ですが、ウィッチャーが死体安置所を気にすることなどないでしょう。それに、ワインに箔をつけて評判を上げるには、血なまぐさい伝説が一番ですよ」

 

ゲラルト

「感謝します、閣下。もちろん承りましょう。しかし、申し上げた通り、情報が必要です」

ダミエンさんに犠牲者について質問します。

 

最初の犠牲者はクレスピ。

かつてトーナメントで何度も優勝し名を上げたが、年老いた後は剣を置き、ワインの製造を始めた。

ただ、彼の商売のやり方は非常で、他人を騙して出し抜くことばかり考えており、ワイン業者からの評判は悪かった。

彼は宴会に参加している時に死体で発見され、死に方は、よつんばいの恰好でさらし台にもたれかかり、首からは彼の剣がぶら下がっていた。

傷は鉤爪でつけられ、恐ろしい力で切り裂かれたようだった。

「即死なのに膝をついていたとなると、誰かがその体勢にしたわけか」とゲラルトさん。

 

2人目の犠牲者はラーモン・デュラク

死体を発見したのはスリたちで、暗い死角になっている溝の中。

最初の犠牲者と同じように、鉤爪で殺されていた。

死体は寝間着姿で、頭の下には枕、剣の代わりに棒付きの行火という格好だった。

彼は、アナリエッタさんのお父様が公爵の頃、助言役を務めていたらしい。

裏社会の人と密かに取引をしていたようだが、その悪事の証拠は最後まで誰も掴めなかった。

 

ゲラルトさんは「犠牲者はどちらも栄光の人生を歩んだ騎士か」と結論付けると「それは3人目も同じだ」とダミエンさん。

 

3人目の犠牲者ド・ラクロワは、ことあるごとに現代の騎士には新たな試練が課せられていると語り、「資本」こそが6つ目の美徳だと主張していた。

貿易で大いに稼いでいた彼を、パルメリンなどは「守銭奴ラクロワ」と呼んでいた。

死体に、帝国の各属州で鋳造された、あらゆる年代のフロレンス通貨の小銭入れがあったことを伝えると「金は好きだったが、貨幣収集家ではなかった」そう。

ゲラルト

「犠牲者には共通点が多い。死体は一様に奇妙な場所で、異様な状態で発見されている。どうやら、犯人の正体が何者であれ、何か伝えたいことがあって故意にそうしているようだ」

 

アンナ

「彼らは皆、気高い騎士でした。あのような侮辱は言語道断、決して許せません。トゥサンの誉れ高き騎士たちに何ということを!」

 

ゲラルト

「お話し通りなら、美徳に忠実な犠牲者は1人もいない。例の「怪物」が、それを伝えようとしているとお考えになったことは?」

 

アンナ

「犠牲者は皆、騎士の5つの美徳に誓いを立てた騎士たちです!仮にそうだったとして・・・」

 

ゲラルト

「トゥサンの騎士が誓いを立てる美徳とは、具体的にどんなものです?」

 

アンナ

「高潔さ、知恵、寛大さ、勇敢さ、そして慈悲深さです」

 

その5つである理由を聞いてみます。

 

ゲラルト

「5つの美徳・・・なぜそれが騎士道に重要なのです?」

アンナ

「おかしなことを」

 

ゲラルト

「お許しください。他国の伝統の理解には時間が必要なのです」

 

アンナ

「構いません。伝説によれば、私たちが追い求める美徳は<湖の女神>から授けられたとされていますが、実際にどのようにして定められたのかを知る者はいません」

「トゥサンでは庶民は、純真で従順であれば良いとされています。しかし騎士には多くのものが求められます。彼らは戦士であり、廷臣であり、領主であり、下僕でもあるのです。そこで明確な道徳規範が必要になります」

爵位を授かる儀式で、騎士は必ず自らの高潔さ、知恵、寛大さ、勇敢さ、慈悲深さを証明することを誓うのです」

 

ゲラルト

「犠牲者が皆屈辱的な殺され方をしているのは、彼らの美徳の欠如を浮き彫りにする演出かもしれません。「怪物」は騎士道の崩壊を暗示し、糾弾しているのか・・・」

ダミエン

「晒し台は高潔さを奪い、馬鹿な恰好は知恵の無さを表し、喉に詰まった小銭は寛大さを失った守銭奴の象徴か・・・理屈は合うが、確証はもてんな」

 

ゲラルト

「街の人々がまことしやかに噂している以上、この説も無視できん。この推理が正しいと仮定して・・・連続殺人鬼が次に狙うのは4つ目の美徳、つまり勇敢さに欠ける者だ。犠牲者はおそらくまた年配の騎士だろう」

アンナ

「そうね・・・今、騎士たちはみな、トーナメント会場か宮殿の庭園にいます。毎年恒例の<ウサギ狩り>がまもなく庭園で開催されますから。その行事のことはご存知かしら?」

 

ゲラルト

「ミルトンに聞きました。ウサギの恰好をして跳ね回るのが楽しみだとか・・・理解しかねますが」

「いえ、待ってください・・・年配の騎士、ウサギといえば臆病さの代名詞のような動物だ・・・」

 

アンナ

「そんなに単純なこと?ミルトン・ド・ペイラック・ペイランが次の犠牲者だと?」

 

ゲラルト

「ミルトンはド・ラクロワの友人でもあった。河岸でそう聞きました」

 

アンナ

「ダミエン!気づきませんか?ミルトン、クレスピ、ド・ラクロワ、デュラクは、かつて同じ隊に属していたわ!何年も前だけど、もしかしたら・・・」

ゲラルト

「同じ隊に?」

 

アンナ

「彼らは固い絆で結ばれていました。そこを父に見込まれ、信頼を得たのです。父は難しい問題に直面すると、彼らに相談していました。後に彼らは別々の道を行くことになりましたが」

 

ゲラルト

「偶然とは思えない。怪物もそれを知っているのでしょう。これは手がかりです」

「すぐにミルトンを探しましょう。急を要します」

 

アンナ

「それが、簡単にはいかないの。庭園での余興はまもなく始まるわ。彼が<野ウサギ>に扮してどこかに隠れ、それをほろ酔いの廷臣たちが探し回るという趣向なの。<野ウサギ>の隠れ場所は絶対に漏らしてはならない秘密なのです」

ダミエン

「中止しましょう、すぐにご命令を!」

 

アンナ

「まずは冷静になりましょう」

「ダミエン、庭園を捜索するように命令を出して。速やかに、ただし内密に。出席者がパニックに陥れば、混乱に乗じて「怪物」が動きやすくなるだけです」

「ついてきなさい、ウィッチャー!騎士1人より、庭園を優先させます」

「この私の宮殿内での殺人など、決して許しはしませんからね!」

「馬を!馬を持ってきなさい!」

 

そう言ってアナリエッタさんは大股で歩き出しますが、ドレスが破けてしまった為

ドレスを自ら破いて

道にとめてある貴族男性の馬に、何も言わず乗ろうとします。

これには男性も戸惑いを隠せません。

しかも破いたドレスをこの男性に「これをお願い」と押し付ける始末。

 

そのまま走り去ってしまった公爵閣下。

唖然とする貴族男性に、使用人の女性が「絹のドレスよ!触らないで!」と奪い返します。

 

馬はとられ、「これをお願い」と渡された物も「触るな」と怒られ・・・実に不運な男性である。

 

今回はここまで!

 

PVアクセスランキング にほんブログ村